それではパーツが揃いましたのでOD-808の製作に入ります。
基板の製作はプリント基板の作り方をご覧下さい。
ケースの穴あけをします。基本的には松美庵さんの方法と同じですが、ACアダプタージャックの取付け穴をホールソーという穴をくり貫くカッターを使っています。サイズは直径1/2インチでアダプタージャックがピッタリ入ります。このカッターは職場のジャンク工具に埋もれていたのを拝借したので、このサイズのものがホームセンター等で売っているか分かりませんが、こういう道具もあるということで参考までに紹介しておきます。
基板に部品を取付けていきます。今回は回路解析に使われた個体に使われている白帯のダイオードの正体が分かった時に交換できるように、クリッピングダイオードをソケット化しました。(判明しました
2006.01.11)
そこまで拘ったのに50pのセラコンを買い忘れていましたので手持ちの47pを使うことに。全く同じ定数で作ろうとしていた意気込みがもろくも崩れ去りました。
LEDとACアダプタージャック以外を配線します。ケースの塗装を先に終わらせるか無塗装の場合は全部配線して完成ですが、作業中の塗装へのダメージを考えて先にここまで配線しています。
そして塗装するために、配線した部品をそのまま取り外します。
エフェクターケースの塗装へつづく
塗装が乾いたら初めに配線したものを組込み、LEDとACアダプタージャックを取り付けます。
いつもはLEDの取付に市販のホルダーを使っていますが、今回は外観をオリジナルのようにするために、LEDをユニバーサル基板にハンダ付けして両面テープでケースに貼り付けました。
ちょっと見づらいですが、基板のハンダ面とポットの絶縁に塩ビ板を貼り、配線の被覆が硬めで基板が跳ね上ってしまうので、アクリル板をブロック状に切ったものを両面テープで貼ってストッパーにしています。念のため蓋の内側にも絶縁用に透明ガムテープを貼ります。
ラベルを貼って完成です。いつものようにタトゥーシールですが、やっぱり真直ぐに貼るのは難しいです。今回のコラボ企画のために見た目にも拘って、このまま売り出したら間違えて買ってしまいそうなバッタもん風にしてみました。
自分で作る前にレイアウトを公開してちょっと心配でしたが音出しは一発OKでした。ただし、TONEポットの配線が1と3が逆でしたので訂正しておきます。あと一つ大失敗があります。ジャックとフットスイッチの位置関係がいつもと違うなと思っていたらフットスイッチの穴位置を間違えていて電池が入りません。いつもとポットとLEDの配置を変えたので間違えたんじゃないかと... 皆さんもお気を付け下さい。
(注:松美庵も作って見ました
番外編)
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