このOD-808は、セッションで良く一緒になる「☆野」氏所有の物である。
早速アンプに繋いでみた。確かにOVERDRIVEツマミはガリが出ていて、しかも途中で抵抗が断線しているみたいに、物理的にカクカクしている(^_^;)、これじゃ〜ポット交換ですな。更にTONEツマミにも若干のガリが出ている。中を開けてみると、電池ホルダーを代えたらしくテープ付けになっている、これもきっちり交換だ!
基板は白いプラスティックで覆われていて、プラスティックがポットに接着されている。ちょっとこじるとすぐに剥がれ、プラスティックが取れた。
 そして基板を見てビックリ!ディアルオペアンプを2個も使っている。もうそれだけでTSシリーズやOD-880とも回路が違うことを意味している。
こ、これは回路を解析するしかない...、それにしても年末の忙しい時にやりたいことを増やしてしまった松美庵であった。
つづきはまた後日...
2005.12.17
その後、やっとの思いで回路を採取した。松美庵にとっては電子スイッチ付きの回路は初めての採取であり、どこからが電子スイッチの回路なのか悩んだが、あちこちに出ている電子スイッチ付き回路図を参考にして、ようやくまとめ上げてみた。
早速回路図を見ていこう。お判りの通り、TSシリーズのTrバッファ部分をオペアンプに置き換えたような回路である。 あるいは、OD-880にトーン回路をプラスしたような...時代から言ってその方が正解かもしれない。おそらくOD-880からTS808への過渡期としての回路だと思われる。
ただ、周辺の定数等は結構違いが多いので、TSやOD880とは別な音の違いが出るのであろう。
疑問点がひとつ、クリップダイオードの種類が判らない。右写真のようにオレンジ色に白のラインだ。もし心当たりがある方は教えて欲しい。
徹底解剖としてはここまでで、あまり徹底では無かった(^_^;)。
松美庵は製作するのがだいぶ後になってしまうので、素人工作員さんにお声を掛けた所、興味を持っていただき、正月休みを利用して製作してくれるとのこと!(^o^)丿。そちらの製作記で徹底したいと思っています(^^ゞ。
2005.12.24
その後、ダイオードに関して情報をいただいた。
やまちさんが同じOD-808を持っていて見ていただいた所、やまちさんのはダイオードが1S1588になっているそうだ。ようするにバージョン違いがあり、1S1588でもOKということだ。
もうひとつダイオードに関して、素人工作員さんがMA150というダイオードを注文した所、写真のダイーオードとそっくりだった。MA150はOD-808より更に古いOD-850にも使われているので、ほぼ間違い無さそう!
クリップダイオードの件は1S1588かMA150、どちらでも良いという結果になった。
2006.01.11
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