このOD-808は、セッションで良く一緒になる「☆野」氏所有の物である。OVERDRIVEツマミのガリが出ているとのことで、修理品としてお預かりしている。
みなさんのご存知の通り、OD-808はIbanez
TS808の前身と言われていて(って言うかまんま?)、更にMXRサイズのキャラメルスイッチなので、かなり初期の物だと判断できる。
実際☆野氏が若い頃にリアルタイムで買ったそうなので、おそらく1980年頃のものと思われる。写真にもある通り、シリアルナンバーがスベリ止めを貼られてしまっているので読み取れない、惜しい!
アンプに繋いでみた!さ〜すが音イイですね〜、今まで慣れ親しんでいるTS9の音とちょっと違う。何と言うか中音が持ち上がってないというか、高音がスカっと抜けてると言うか、どこか違う!
冷静に聞いてみると、TS9より低音は出ていない感じ。その分高音がシャキっとしている。なので、音のツヤがほんとにクリアな感じ。全体的にはTS9よりもサッパリした感じがする。
この機種はひらけんさんも持っていて、トゥルーバイパス化している。確かに聞いてみるとバイパス音がショボイ。キャラメルスイッチの頃は大分不評だったのはこれなんだ〜っと納得。☆野氏もこれには気が付いているようで、トゥルーバイパス化してくれと頼まれた。しかし、これだけのレア物はオリジナルのまま保存した方が良いでしょう!ということでトゥルーバイパス化はしないことにした。
そして、中身を見て重大なことに気が付いた!なんとTSシリーズとは回路が違うみたいだ!MC1458というデュアルオペアンプを2個使っていたのだったー!
maxon
OD-808 徹底解剖へつづく
2005.12.17