完成したものの、いまいち音が気に入らなかったLittle
Guv'norだが、早速手直ししてしまった。
結局Guv'norの回路をそっくり真似、トーンコントロールの部分も可変抵抗を固定抵抗に置き換えて回路を考えてみた。本当は回路の計算とかできる人なら、もっと効率の良い回路を考えられるのだろうが、松美庵はそうのような計算ができないので、真似するのと耳だけが頼りだ!
早速基板から交換するパーツを取り外す。ハンダ吸い取り線を使っての地道な作業だ。とりあえず、ダイオードクリップの所まではオリジナルGuv'norとほぼ同じ定数に変える。
その上でトーンコントロール部分を追加するのだが、トーンコントロール部の入り口と出口の線を基板から引き出して、ブレッドボードでトーン回路を組む。こんな風に回路を連結するは初めてだ。
トーン回路をあーだのこーだの言って、定数を変えていき省略できるところはして3時間ぐらいいじくりまわし、やっと納得の行く音が出来上がった。Guv'norとはちょっと変わった回路になった。これは徹底的にヒアリングした結果で、Guv'norよりも高音低音それぞれちょっとずつ上げ気味にしている。
それと基板スペース節約もあるのだが、一部セラミックコンデンサを使ってみた。どちらにしても小さい数値のコンデンサなので、高音側がシャキっとした。これ結構良いかも!要所要所で使うと面白い結果が出そうだ。
では修正回路図をご覧いただこう。詳しい人がみたらプッと笑ってしまうだろうが、松美庵はマジである(ーー;)。
部品表も新しくしたので見て欲しい。ちょっと値上がりしてしまった。
さて、はたしてこの回路が基板に入るのだろうか?。写真のようにちょっとでも基板を節約と思い、アウトプットボリュームに空中配線した。
追加の部品をかなり強引に基板へ押し込んだ。
今回もきわどい配線をしたので、ホットボンドで絶縁しておいた。
とりあえず完成!
音は結構納得行く音である。当初のコンセプト通り、Guv'norトーン真ん中の音がちゃんと出ている。それでいてノイズが少ないのはModify前と変わらず、中々良いエフェクターとして完成した。
メインな歪みになるかもしれない。
2005.01.09