2つ目の真空管エフェクターは1つ目と同じくTube
Driverとなった。
音のニュアンスはほとんど前回のと同じなのだが、製作でも書いたようにオペアンプの電源の取り方を変えたせいか歪みが若干弱くなり、より自然なサスティンが得られるようになった。後にゲインのポットを500kに変更しても良いかもしれない。
組込みでたまたま知ったのだが、オペアンプ内部でかなり歪んでいる。ようするにオペアンプの歪みと真空管の歪みがミックスされているのだ。その証拠に9Vで作動させると出力が落ちるのだが、それ以上にサスティンの無い不自然な歪みになってしまう。これはオペアンプでかなり歪んでいるからだ。電圧を下げるとオペアンプは歪む。
なので、より真空管の歪みを重視したかったらなるべく電圧を高くすることになる。そのことからも今回のオペアンプへ直接電源を繋ぐのは成功したと言えよう。これと言ったノイズも無く今のところ弊害は無い。
それにしてもやはり音が良い!ギューっという搾り出すような歪みはこの機種ならではだ。シングルコイルなら生音から出るし、ゲインをいっぱいにすればハイゲイン・ディストーションになる。
いずれも倍音が何段にも重なったような深みのある歪みで、アンプをフルにしたような音が出せる。
MXRサイズで真空管ドライヴは「いずれ作れたらな〜」と思っていたのだが、clethraさんが作ってくれた真空管ホルダのおかげで簡単に作れてしまった。本当にclethraさんには感謝したい。
この真空管ホルダだが、希望者が多いようならclethraさんが作ってくれるかもしれない。是非欲しいという方はメールか掲示板で希望していただきたい。
2006.12.31
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