松美庵はエフェクターのギター内蔵が大好きである。古くは16歳の頃からやっていた。
今回もEC MID Boosterの回路図を見つけたので即座に製作を決めた。
さて、ここでは感想ということだが、多少回路について説明しなければならない。まず、ピックアップからバッファアンプへ行き、そこからブースター回路へ行く。
操作は一番上のボリュームがバッファアンプの音量、2番目は普通のトーン、一番下のボリュームがバッファアンプからの信号と、ミッドブースターからの信号をミックスするバランス調整。なので、ボリューム0でバッファアンプの音、10でミッドブースターの音となる。
バッファアンプのゲインがやたらとデカい。これはクラプトンモデルのレースセンサーピックアップに出力を合わせたのだろう。普通のピックアップで使うとミッドブースター回路内で歪んでしまう。そこでゲインを抑制するスイッチを増設した。クリーン状態で使えば、このスイッチを開放することでクリーンブーストになる。→
とりあえずクラプトンモデルと同じ配線にしたのだが、これだと完全な生音は出ないことになる。弾き込んでみると、やっぱり生音が欲しい。ストラトの高音部分の一番おいしいところが掛けている。クラプトンモデルはレースセンサーで元々おいしいところが無いから、これで良しとするのだろうか?。この辺は要検討だし、ちょっと期待を裏切られた気分だ。少なくとも松美庵はクラプトンモデルを買わないことになった。
肝心のミッドブースターの音だが、これは期待通りの中低音が図太くなって、まさにクラプトンの音が出る。また、クリーン音とバランスが取れるところは中々のアイディアだと思う。
ミッドブースターの音はすごく気に入ったので、ギター内で完全バイパスするように配線するか、単体のエフェクターとしてケースに入れるか、これから検討したいとこだ。また、検討する価値のある音、と言うことだ。
2004.12.30
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