掲示板のちょっとした話題から盛り上がって、電源を昇圧化して音ヌケを良くしようと言う計画を立てた。Stomper!!のケイズさんが、DC/DCコンバータの回路を公開してくれたので、それを使って9Vの電源を18Vにコンバートし、歪み回路にぶち込んでやるのだ!
ケイズさんが一度行った経験があると言うので、MTE-1をサンプルに改造することにした。MTE-1を持っている人はかなり居ると思うので、なるべく誰にでも改造出来るように丁寧に解説していくつもり。
準備
18Vにコンバートすると、基盤内部は15〜18Vに上がる。そこで問題になるのは、電解コンデンサの耐圧だ。電解コンデンサの横に「100μF/16V」とかって書いて有るよね?。その「16V」が耐圧。16Vだと万がいち18Vぶち込まれたら耐えられなくなるので、耐圧の高いコンデンサに交換しなければならない。
今回MTE-1で対象になるのは2個。左の写真の赤丸で囲って有るのがそうだ。上側が470μF、下側が100μF、いずれも耐圧16Vだった。それを「470μF/25V」「100μF/25V」にそれぞれ交換する。
外し方はオペアンプのソケット化と同じ要領なので参照して欲しい。裏側の写真も載せておいたので、間違えずに外していただきたい。新しいコンデンサを取り付ける時は+-の向きを間違えないように。基盤表側の図に白く印がして有る方がマイナスだ。
次に電源供給部(電池ソケットとアダプタージャック)から一旦DC/DCコンバータを通って基盤へ18Vを送り込むので、供給部と基盤の取り入れ部を分断しなければならない。早い話しが基盤のパターンを一部カットすることになる。
右写真の矢印部がカットした所。カッターでギコギコ切り目を入れて、パターンを剥がしていくとこのようになる。
松美庵はちょっと失敗してしまった。矢印の右側が電源供給部で左が基盤の電源取り入れ部なのだが、取り入れ部の上下も遮断してしまった。現物をみれば判るがココは遮断してはいけない。松美庵はリード線で繋げた(^_^;)。
そして面倒なことになったのは、さきほど交換した「100μF/25V」の背が高かったようで、ケースに収まらない。丁度電池の入るところで見えない場所なので、ケース側を切ることにした。
左下の写真を見ていただきたい。真ん中辺をカットしているのがわかるだろうか?。見た目どうでも良いので、ニッパーでパチパチ切り目を入れて、ペンチでバリバリ割った。丁寧にやる人は、ヤスリを掛けると良いでしょう。
これで下準備はほぼ終わり。せっかくなので、オペアンプのソケット化しておいた。
2005.06.16
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