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ARION MTE-1 TUBULATOR の改造U

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ARION MTE-1 TUBULATOR の改造U

ARION MTE-1 TUBULATOR の改造U

以前、電源昇圧化計画ということでかなりの改造を施したMTE-1だが、掲示板でnobuさんが「クリッピングをLEDにするとジャキっとなる」と教えてくれたので、久しぶりにいじってみた。

とりあえず作業に入る前に電源昇圧化計画の改造を前提にしていることを付け加えておく。昇圧までしなくても、電源昇圧化計画ページ「製作」を参考にR1抵抗をジャンパすることだけはやっておいてもらいたい。

今回の改造は2箇所で簡単なのだが、劇的に音が変わるのでMTE-1の元音が好きな人は改造しない方が良い(^_^;)。SWを付けてノーマルと切り替えるのも良い。その場合は2回路のSWにして、1回路はLEDと1N914の切り替え、もう1回路はR9以降を2種類作って切り替えるとよいでしょう。





早速改造箇所を見ていこう。左の回路図がノーマル状態の部分回路図だ。右図が改造回路図。
いずれも本体に記載されている部品番号に合わせておいた。







1箇所目の改造は「1N914x2」をLEDx2に変更する。右の写真ではすでに変更されている。注意点はLEDの向きを互い違いにすること。向きの見方は片方の足が長くなっているのですぐ判ると思う。

次にR9とC7の値を変更。単に付け替えるだけで向き等の注意点は無し。松美庵はC7を敢えてセラミックコンデンサにしてみた。マイラやフィルムに比べてセラの方がジャキっとするからだ。その辺は各自お好みで選んで欲しい。

どのドライヴでもC7とR9の値はすごく重要で、そのドライヴの音を決定すると言っても過言ではない。なので各自で気に入った値の組み合わせを考えていただきたい。


レビュー
さて、試奏を繰り返しようやく定数を決めたMTE-1だ。右写真のようにTS5やOD-808と聞き比べながら音を決めた。

LEDでクリップするとゲインは高く感じるのだが、歪みは浅くなる。しかしC7とR9を変えたので上記の定数では、歪み方はノーマルと同じぐらいになった。そしてとにかく高音を出るようにした。低音はやや削れたが、中音付近の太さと艶はそのまま健在。特にストラトでは低音弦がゴンゴンゴリゴリ、ハーフポジションに至ってはベルトーンも出てしまう!

特筆すべきはDISTをいっぱいにするとOD-1のような箱鳴り感がある。これはハムバッキングPUでも同じようになり、中々の迫力ある音だ。ベルトーンと中音の艶が両立した良いドライヴに変身した!

ちなみにうちの(町田市)ちかくのTAHARAにはMTE-1が2000円ぐらいで売っていた。新たにドライヴ作るより安いですね(^_^;)。

2006.04.16

その後、トゥルー・バイパス化と同時にC7を0.22uFに変えてみた。この値はランドグラフDODと同じなので試してみたら、こちらの方がほどよく低音が出てきて良い結果になった。

LEDの歪みと共にザクザクしていて、低音もドンと出る。ベルトーンは少し薄らいだがバランスは良くなったかもしれない。

2006.10.17

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