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REBOTE DELAY 2.5 製作

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REBOTE DELAY 2.5 製作

REBOTE DELAY 2.5 製作

最近は真空管とかの歪み物ばかり作っていたのだが、久々にその他(^^;)を作ってみたくなった。そこで以前から作ろうと思って素人工作員さんから基板を譲ってもらっていたディレイを思い出した。

たまたま別件でICも買って有ったし、レギュレーターも有る、あとは細かいパーツを買い足せばすぐにできる。ということで製作決定!と同時にいろいろな考え(妄想)もあり、実行してみようと思う。

REBOTE DELAY 2.5とは?
以前、Vintage DelayとしてTONEPADのディレイを作った。それがREBOTE DELAY 2だった。そしてその後すぐに2.5としてバージョンアップしたようで、素人工作員さん他大勢の方が作られてレポートしている。その時にいずれ作るだろうと、基板だけ譲ってもらっていた。すでに一年近く前のことである(^_^;)。

さて早速製作に入る..ってプリント基板なのですぐに完成。基板レイアウトやパーツリスト等は素人工作員さんの投稿記事に載っているので参照していただきたい。

すでに投稿記事にて報告されていることだが、ディレイタイムをいっぱいにするとタイムに合わせたクロックノイズとザーというノイズが入るとのこと。それを確認するためにもとりあえずはノーマルの定数のまま製作した。

必要な結線だけしてテストしてみる。

やはりクロックノイズがしている。しかしザーっというノイズは目立ってはしていない。個体差か?
早速素人工作員さんがやってみたバージョン2に近付ける方法で対策してみたら、あっけなくノイズは止まった。

ただ、投稿記事を書いていた時は何も考えていなかったが、このMODは高音を極端に削ることになる。しかも元々51pのとこに510pを付けるMODは原音までをもこもらせてしまう。これはまずいので51pはそのままで、他の2点のコンデンサのみ交換してみた。これでもクロックノイズは止まっている。
ザーっというノイズがしない場合
は51pはいじらなくても良いということだ。

その状態で試奏してみたが、いかんせんディレイ音がこもり過ぎ(^_^;)、アナログディレイよりこもってるかもしれない。アナログの沈み込むようなディレイをお望みならこのままで良いだろう。中々味のあるディレイ音だ。

ただ今回松美庵はいろいろな考え(妄想^^;)があり、こもり過ぎると目的を果たさないので、ロングディレイを諦めてノーマルに戻した。

さてテストでもうひとつ実験したいことがある。ディレイタイムを2つのポットを用意して切り替えたい。そんなことを考えていたら、BBSで777さんが同じことをやり「スイッチで切り替える時にバッツンノイズが気になる」とのこと。いろいろ方法を提案したがダメみたい。

松美庵はモーメンタリーSW(押している時だけON、アンラッチとも言う)を付ける予定なので試してみた。やはりモーメンタリーSWだとスムーズみたいで、バッツンってほどではなく、プチっと小さくノイズが入る程度だった。これなら実用範囲だ。普通のSWだと物理的なバッツンが信号に入ってしまうのだろうか?謎である。

次に松美庵が行った定数変更。そろそろいろいろな考え(妄想^^;)をバラす時が来たな(^_^;)....早い話がMr. Echoに付いているSLAMスイッチを付けたいなぁ〜と(^^ゞ。
でもMr. Echoはスイッチ押している時の設定は出来ない。そこで松美庵はディレイをも完全2チャンネル化してみようと考え付いたのだった。
そして更なる妄想^^;もあるので、ここでは飛び道具的に使うモーメンタリーSWにしたのだ。普通のSWを付ければ2チャンネルなディレイが出来上がるが、LEDを付ける場合はフォトカプラーを使用した配線が必要になる。(という計算でまだテストしてない)

そうそう定数変更でしたね(^^ゞ。飛び道具ということで、やっぱ派手なリピート発振は必須である。TONEPADの回路図にオレンジ色した抵抗15kを10kに変えると発振するようなことが書いてある。やってみたが足りない!やっぱリピート音の音量がどんどん上がるような発振が欲しい!
試した結果、オレンジ色の抵抗15kを1kにした。これでリピートいっぱいにすると音量が大きくなりながら派手に発振してくれる(^^)/、最後は歪んでしまうのですぐOFFにしなきゃならんけどね。リピートツマミを下げれば普通のディレイになり、この中間点が1kということになった。

そこで2ch化の為に回路図配線図を描いてみた。かなり配線がゴチャゴチャしてしまったので、回路図と合わせて見ていただきたい。

ちょっと詳しい方は判っただろうが、この配線図トゥルーバイパスにしていない。いろいろと悩んだのだが、更なる妄想^^;もありこの方がメリットが大きいからだ。トゥルーバイパスにするとエフェクトがONの時にしか2ch側をONに出来ない、これだと飛び道具としては失格である。この配線であればエフェクトOFFの状態でいきなりチャンネル切り替えSWを押しても2ch側をONに出来る。

また1ch側もON/OFFが独立しているので、見た目上ディレイがもうひとつ増えたような感覚だ。早い話がエフェクトON/OFFスイッチが1chのSW、チャンネル切り替えスイッチが2chのスイッチということになる。で、1chと2chの同時使用ができないだけで、2chを飛び道具として限定すればかなり使い勝手が良くなる。

では、実際に配線していこう。今回は桜屋電機店さんお勧めの2芯シールド線を使ってみた。元々CE-2のノイズ対策の為に買っておいた。1m/100円。細いのだけどかなりしっかりしていて、シールドはちゃんと網の目になっていた。RepeatとLevelポットの2番同士を繋ぐのに使ったのだが、被膜を剥くのがかなり大変だった為1本で断念(^^ゞ

基板を付ける以外の配線を全てやっておく。

おっとお気付きですね、そう今回は合体エフェクターを作ろうと更なる妄想^^;をしていたのだ。双方のチャンネルを両端にしたのは単にフットスイッチが踏み易いというだけ。他の合体エフェクターは常に掛けっぱなしなものなので、フットスイッチは踏み辛い場所へ配置。

両端が結構距離があるので配線材を多く使ってしまった。

とりあえず、ディレイ部分だけ完成!一発で音が出て切り替えもうまく行った。

ただ2ch化に伴うことで、やはり信号が逆流し双方のチャンネルに影響を与えてしまうことがあった。

その辺はレビューで詳しく解説しよう。合体では更に秘策も用意しているのでお楽しみに(^^)。

2007.03.01

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