意外と簡単に作れたTonePlus。まず、操作部から説明していこう。
DRIVE
MODE |
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MID Shift |
BASS |
MID |
TREBLE |
DRIVE |
VOLUME |
MASTER
VOLUME |
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CLIP LED |
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DRIVE
ON/OFF |
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EFFECT
ON/OFF |
これでわかるだろうか?。松美庵は手軽に絵が書けないのでこうなってしまう(-_-;)。とりあえず、ひとつずつ説明しよう。
DRIVE
MODE:DRIVEがONの場合のモード切り替え。下がゲルマダイオード使用で、Classic
Mode。真ん中がクリップ無しでBoost Mode。上がシリコンダイオード仕様で、Deep
Mode。(2005.05.03更新)
MID
Shift:このスイッチでMIDツマミの可変周波数を変更できる。詳しくはTonemenderのページを見ていただきたいが、下がLO、上はHI。HIだとMarshallやVOXアンプをシミュレート、LOにするとFenderアンプをシミュレートしている。
BASS
MID TREBLE:これは普通にトーンコントロールと考えて良い。しかし、Tonemenderのページによると、BASSとTREBLEが最低、MIDが中間でフラットになっている。たしかにそんな感じだ。
DRIVE:トーン回路の前で歪ませるコントロール。すぐ下のDRIVE
ON/OFFスイッチで切り替えられる。上のDRIVE MODEで3種類のモードから選ぶことが出来る。Boost
Modeでは、生音のままゲインアップできる。(2005.05.03更新)
VOLUME:トーンコトロール後のボリューム。最低にすると音が出なくなり、徐々に上げると生音から出る。この後にLEDで歪ませているので、上げていくとだんだん歪むようになっている。歪みはじめると下のCLIP
LEDが光るので目安になる。
MASTER VOLUME:全体のボリューム。DRIVEやVOLUMEの他、トーンでも音量がかなり変わるため、MASTERは重要な役割をする。
ざっとこんな感じでお解かりいただけただろうか?。要するに、トーンコントロールの前とうしろに歪み回路を設けて、マスターボリュームで音量を抑えるってとこです。
2種類の歪みはそれぞれ、確実にミックスすることができる。調整によってそれぞれ生音から出るようにセッティングしてあるので、どちらか片方とかのセッティングも可能。DRIVEのON/OFFスイッチは付けなくても良いぐらいだが、ソロとバッキングの切り替えに便利かもしれない。
音は、ハッキリ言って感動!こんな感動は、真空管搭載のVGS50以来だ。自作では今までで一番良いかも!
全体的にハイ寄りな音なんだが、低音もゴンと出ていて、スカっと抜けてる感じ。本当にアンプを操作している感覚になれる。そして、DRIVEやVOLUMEを上げていくと、そのままの音で歪んでくれる。
最初にLEDで軽く歪ませる、ザクザクした音になってくる、真空管みたいなエッジの立った音に感じる。それにDRIVEを上げてゲルマの歪みをミックスする、サスティンが効いてきてキメ細かな歪みになってくる。そんな芸当が出来るペダルとなった。
歪み以外の音作りは、runoffgroove.comのTonemenderをほとんどそのままなので、本当に感謝したい。また、みなさんが作る場合、Tonemenderをそのまま作ってクリーンブースターとしてもかなり役立つはずだ。
今後改造もしていくが、音源と共にお勧めのツマミ位置なんかも掲載して行こうと思う。
2005.05.02
改造履歴
早速改造したので、文中に追加しておいた。 DriveがONの時に、ゲルマとシリコンダイオードを選べるようにし、更に何も無しのブーストモードも切り替えられる、ON-OFF-ONトグルスイッチを追加。
2005.05.03
ラベルシールを作って貼った。
2005.05.05
Drive回路周りを改良。
元の回路と完全に切り離すようにし、ハイカットコンデンサ(120pに680pを追加。計800p)を入れた。「製作」の改造回路図は更新済み。
2005.05.07
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