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TonePlus製作記「準備」

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TonePlus製作記「準備」

TonePlus製作記「準備」

いつも変わった回路を提供してくれるrunoffgroove.comが新作を発表してくれた。それはTonemender。3ノブのトーンで、MarshallやFender、VOXのアンプをシミュレートするらしい。

TonePlusとは?

Tonemenderからヒントを得て、この回路に歪みをプラスしたら面白そうだなぁと考えた。基本的なトーン回路はTonemenderそのままにして、トーンコントロールの前と後ろに1つずつ歪み回路を入れ、それぞれ違った歪みをミックスできる様にする予定。

通常エフェクターでの歪みは、歪ませてからトーン回路が付くのが常識だ。しかし、ビンテージアンプはどうだろう?MarshallもFenderもトーンの後ろ側で歪んでいるのだ。歪ませると音は倍音が多くなり、音が暴れるようになる。その暴れ方さえもシミュレート出来たら良いと思う。

さて、いつも通りブレッドボードで試作する。とりあえずTonemenderをそのまま作ってみた。難なく音がでたが、ポットが多いので面倒だった。音はかなり高音よりでクリアな音質。トーンの利きもすごく良い。これならクリーンブーストだけでも使える!製作決定!

次に、回路の最後にLEDでクリップさせてみた。同時に680pFのセラコンを入れた。おぉ、かなり良いぞ!ゲインが足りないので、回路図で言う500KΩのボリュームを2MΩAカーブに変更。かなりゲインを上げられるようになった。と同時にトレブルツマミの位置によっては発信するようになってしまった。

発信は別に気にしない。ここで発信防止のコンデンサ等入れたら、せっかくの音の暴れが台無しになってしまう。とにかく発信しないツマミ位置で使えば良いことだ。

そして、マスターボリュームを100KΩのAカーブで増設。ボリュームを絞れば生音から出るし、歪み始めるとLEDが光るのですぐわかる。ケースに組み込んでも、このLEDを見えるように設計したい。

とりあえずこの改造だけでも、パワーアンプに過大入力させたような、力強い歪みを得られる事に成功した。

お次はトーン回路前に歪み回路を付ける。とりあえずTS系の真似をして、一段目のオペアンプ1番と2番ピンの間に回路を設ける。ここでは、ゲルマダイオードを非対称にしてみた。同時にコンデンサと抵抗を入れた。キメの細かい歪み方で、ゲインはさほど上がらない。しかし、両方のゲインをいっぱいにすると発信しまくりだ!!

上記歪み回路は大幅に音質が変わるので、スイッチでON/OFF出来るようにする。あくまでも、アンプのようにクリーンから出るようにしたいのだ。音量調整が上手く出来れば、Fulldrive2みたいにブーストスイッチをフットスイッチにしても良いかもしれない。その辺は基板を作ってからじっくり検討したい。

ほとんど方針が決まった、さぁ明日は製作だ。

2005.04.30

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