エフェクター 自作 改造 製作 ハンドメイド・エフェクター ギター改造 モディファイ |ギター・エフェクターの自作改造【松美庵】

Tube Driver 4ノブ版 製作記

Sorry,Japanese only.
ギター・エフェクターの自作改造 松美庵
matsumin's Home Page
現在位置 >TOP> 自作エフェクター 歪み> Tube Driver 4ノブ版 <製作> <レビュー>
<Modify> <2ch化> <レビュー2>

Tube Driver 4ノブ版 製作記

Tube Driver 4ノブ版 製作記

えー、Tube Driverの9V3ノブは以前作ったのと、現在進行中のミニと2つ作った。どちらも直流9Vがベースなので、比較的簡単に作れた。今回は工作おやじさんが基板を2枚作っても鳴らないというので、基板だけ送ってもらった。(工作おやじさんはDCとACを勘違いしていた、その後無事解決)
AC12V電源なので初めての挑戦だ! 

Tube Driver 4ノブ版とは?
TubeWorksだかChandlerだかどっちだか判らないけど、両方のブランド名がある。以前作った3ノブ版も同じようなブランドだったが、DC9Vで手軽に製作できた。

今回の4ノブ版はトランス内蔵仕様かAC12Vアダプター仕様で、両方発売されたらしい。AC電源から整流して±12Vを供給しているらしい。3ノブの9V単電源に比べたら相当良い音をが期待できる。

←電源はBOSSのマルチに付いて来た「BRA-100 AC12V」を使う予定。あと、またまたclethraさんの真空管ホルダにお世話になります。

ということで、いきなり完成基板→

半分以上のパーツを付けたまま工作おやじさんが送ってくれた。

今回は基板パターンもレイアウトもGeneral Guitar Gadgetsさんに全て載っているので、詳細データ等は省略。ケースレイアウトだけ考えてみた。

参考資料:General Guitar Gadgets Tube Driver 

2006.12.31

←.ケースの穴あけ完了。真空管の熱を逃がす穴を開ける際、ドリルの根元でこすってしまい失敗。それを隠すために鏡面加工してみたが効果なしだった(~_~;)。

また、ケースに余裕があるので、2チャンネル化も出来るようにしてある。

AC12Vのアダプターは3.1φなのだが、右写真のタイプしかなかったので、ケースの加工は困難を極めた。四角く空けるだけならまだしも、ケースが過ぎてジャックの溝に入らない(ーー;)、仕方ないのでケースを斜めに削り薄くして対処した。でもこれ、加工は大変だけど配線した後でも取り外しできるから重宝するかも。



とりあえず組み込み完成!一発で鳴った。しかしドライヴポットの配線が逆だ。これはGeneral Guitar Gadgets間違えてる。Volumeポットも逆に書いてあるのは気が付いていた。

あとLOツマミがほとんど利かない。HIを半分ぐらいにするとLOは利かなくなり、HIを絞るとLOが若干利いているのがわかるので、配線間違えではなさそうだ。この辺も要調査だ。

DIY.Musikdingというとこに別バージョンの4ノブ回路図があるのだが、こちらは電源からして違い、特にトーン回路は微妙に違う。もしかしてこの部分もGeneral Guitar Gadgetsが間違っているのだろうか?

いずれにしても低音が足りないスカスカな音なので、改造&定数変更はしなければならない。

 

その後いろいろ試しているうちに大幅な間違えに気が付いた。
General Guitar Gadgets
回路図ではC10とC11が0.047μFなのに対し、レイアウトでは双方とも0.47μFになっているのだ。更に部品表でも0.47μFになっている(ーー;)。これを両方とも0.047μFにしたらほぼこれがノーマルという音が出た。この間違えに気が付くまでに、あちこちあ〜だこ〜だといろいろいじくったのは言うまでも無い(-_-メ)。

訂正点をまとめておこう

  1. Volumeポット 1番と3番を入れ替える。
  2. Driveポット 1番2番が接触しているのを離し、2番と3番を接触させる。
  3. C10とC11 レイアウトでは0.47μFになっているが、回路図通り0.047μFに訂正。

ようするに回路図は合っているが、レイアウトが間違っていると言うことですな。

とりあえずノーマル状態になったので一応これで完成とする。

2007.1.1

ノイズ対策

完成直後からビーとブーンというノイズに悩まされ、手を尽くしたが解決せずずっと放置していた。今回CE-2のノイズ対策でいろいろと勉強させていただいたので、再度こちらも挑戦してみた。

やはりいろいろとやってもノイズはなくならない、真空管の位置を遠くするとか、ACアダプタージャックを遠くするとか、もちろん電源部分はレギュレーター入れたりした。

ふと、GNDが行き渡っていないのではないか?と思い、あちこち調べたらブーンというノイズが収まる箇所を見つけた!

GNDは上の写真で見て左側から落として基板を一周している。当然、前回のチェックでGNDが行き渡っていることはテスターでチェック済みだ。しかし左写真のように基板の右側にGNDを落としてやると何故かノイズが収まった。同時にビーというノイズも若干減ったような感じだ。

ビーというノイズはいくらやっても取れなかった。ただ、他の歪みエフェクターと比べてみたら、ほとんど変わらずまずまずのレベルまでノイズは無いみたい。ちょっと神経質になっていたのかもしれない。

一応これで実用的になった4ノブ、MOD後のレビューもしてみようと思う。

2007.02.19

次へ

現在位置 >TOP> 自作エフェクター 歪み> Tube Driver 4ノブ版 <製作> <レビュー> <Modify> <2ch化> <レビュー2>
姉妹サイト ギターエフェクター専門レビュー【松美庵】 松美庵のジャンク日記 BOSSエフェクター専門レビュー【松美庵】
Marshallエフェクター徹底研究【松美庵】 旅・温泉&銭湯ブログ マルチエフェクター専門レビュー【松美庵】

copyright(c). ギター・エフェクターの自作改造【松美庵】all rights reserved.