とりあえずノーマルな音が出た4ノブだが、ちょっとだけモディファイしてみた。
まずはDIY.Musikdingというとこに別バージョンの4ノブ回路図がある、こちらを参考にしてすぐにできることをやってっみた。
これはレイアウトの間違えを探っているときに見つけたMODで、こちらのレイアウトで言うR14を22kに変えることだ。たったこれだけで低音がゴンっと出てトーンの利きも良くなる。
ひょっとしてこの状態がノーマルなのではないだろうか?
だとしたらGeneral
Guitar Gadgetsの回路図さえも間違えだということになる。結構この状態で満足いく音になった。
もうひとつ、別バージョンの回路図ではC8が0.0033uFになっている。これは高音部分の可変周波数を決めるコンデンサらしい。ノーマルのHiツマミではシャリっとした音域が可変できるようになっていて、絞りきってもコモった感じはしない。0.0033uFに変えるともうちょっと下の硬い音のする音域を可変できて、いかにも高音らしい音を増減できる。この辺は好みなのでどちらが良いとは言えない。ちなみに松美庵はノーマルの330pのままにした。
次に真空管を交換してみた。BBSでha2625さんが「これどうですか」と勧めてくれた真空管「12U7」だ。12AU7と特性等は同じらしく30Vまでしか電圧を掛けられない。海外の通販でまとめ買いしたらしく国内では見たことが無い。ha2625さんにお願いしたら2本送ってくれた。
早速付け替えてみた。ちょっと驚き!ゲインが極端に下がって、更に音に艶が出た。TubeScreamerよりはちょっと荒々しいがすごく良く似ている音になった。しかもDriveいっぱいにしてもTS程度しか歪まない。急にオーバードライヴに変身だ(~_~;)。ゲイン下げ目で使う人には最適かも!おそらく12AU7でも似たような感じになると思われる。
それにしても、真空管ホルダはclethraさん、プリント基板は工作おやじさん、真空管はha2625さん。みなさんから送ってもらった物があったおかげで、このTubeDriverは完成しました。感謝いたします。
2007.1.1
使い込んでいるうちにポットのカーブが気になってきた。LOツマミが最低からちょっと上げると極端に上がる。これはAカーブにするべき。
もうひとつVolツマミは半分より上で使うことが多い。これはどうでもいいがBカーブにした方が気分が良い。ちょうど、LOとVolを入れ替えれば良いことになる。
さらにDIY.MusikdingではオペアンプをTL072にしている。早速交換してみた。若干中音が上がる感じがして、こちらの方が丁度良いかもしれない。
2007.1.3
その後ノイズ対策をしてようやく実用的になった。以前から気になっていたゲインを上げたときのブバァーという音になってしまう件を対策してみようと考えた。
ブバァーはおそらくオペアンプでの歪みだと思うので、その辺を中心に回路図とにらめっこ。別バージョンの回路図とも比較してみたら、オペアンプへ行く電源に1k抵抗が挟まっている。これは別バージョンの回路図には無い。
早速R3を取り除きジャンパーしてみた。結果、若干ブバァーが取れたように感じる。むしろブリブリになったような...バリバリは大幅に減った。これならハイゲインにしてもFuzz的に使えるかもしれない。
2007.02.19
モディファイしたことをまとめておく。
MOD1:R14を22kに変える(必須)
MOD2:C8を0.0033uFに変える
MOD3:真空管を12U7に交換
MOD4:LOポットをAカーブ、VolポットをBカーブに変更
MOD5:オペアンプをTL072に交換
MOD6:R3を取り除きジャンパーする(必須かも..)
以上、またMODしたらその都度まとめる。
では2ch化への道へどうぞ...
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