MOD後のレビューということで、ノーマルとは全く違うので最初にお断りしておく。3ノブもそうだったのだが、TubeWorksのエフェクターはノーマルでは使えない(~_~;)と松美庵の感想...ということでmodは必須になり、今回ノーマルとmodのレビューを分けてみた。
まずは操作部から説明しよう。ノブの配置はノーマルレビューを見ていただくとして、上側の4つが1ch、下側の4つが2ch、それぞれの右側にLEDが付いていて現在どちらのチャンネルになっているかを確認できる。
フットスイッチ左側がエフェクトのON/OFF、右側がチャンネル切り替えとなっている。
1ch側はハイゲインチャンネル、と言ってもあまりゲインを上げ過ぎるとブリブリ言い過ぎて使えない、Driveツマミの1時ぐらいまでが実用範囲。それより上は飛び道具的に考えてゲイン設定はこのままにしておいた。
音は若干ブーミーに聞こえる。LOツマミでほとんど音質が決定するが、HIツマミではシャキっとする高音を調整できるので、ブーミーなんだけどヌケは良い音が作れる。
2ch側はローゲインチャンネル、こちらは少し低音が足りないくらいのスカっとした音。HIツマミで音質を決定しLOツマミで低音を補強する。ゲインを絞るとちゃんと生音から徐々に歪んでくれる。
ゲインいっぱいにするとトレブルブースターを掛けたような音になり、かなり気持ち良い(^^)/、そして音のヌケと艶はなかなか良いとこを突いている。ただ、高音が抑えきれないのでアンプ側での調整も必要になるかもしれない。
両方のチャンネルに共通することだが、3ノブmodに比べて重低音が無く、どちらかと言うと中音寄りの低音が強調されている。なので、オーバードライヴ的な使い方には適していると思う。
重低音が無いので、テレキャスのフロントPUやハムバッキングのフロントPUでもブーミーになり過ぎず、クリアで透明感のある音が出る。そしてその割には高音が暴れず、うまくまとまった音を出してくれる。
良く言えば優等生なドライヴである。悪く言うと真空管の必要はあったのかな?と思わせる音だ(~_~;)。とは言え、素直でクリーミーな歪みは真空管のおかげかもしれないな。
ブルース系、フュージョン系ではメイン歪みになるかも。
2007.02.19
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