素人工作員さんと何気なくメールしてたら「DRP-1作れたらすごいですねぇ」なんて話になった。丁度その頃、松美庵はランドグラフの製作に着手したばかりだったので、具体的には何も考えて無く、当然プリント基板が無いと製作できないと思っていた。
そうこうしているうちに素人工作員さんから「レイアウトが出来ました」という連絡!いつも仕事が速いのである(^^)。
と言うことで、またまた素人工作員さんとコラボレーション企画が始まった!
「素人工作員さんの製作記」はこちら。
Marshall DRP-1とは?
すでに絶版となっているダイレクト・レコーディング・プリアンプで、元々は「マーシャルの音をラインでもどうぞ」みたいな機材で、エフェクターの部類に入るのかどうか...
以前、松美庵は所有していた。エフェクターとして使ってもマーシャル・アンプを操作しているような感覚で使えて、マーシャル好きにはこれ以上の物は無いのではないか?と思わせる。
そこで今回はエフェクターとしてのDRP-1に限定し、バイパスSWもちゃんと付けて「歪みものエフェクター」に仕上げてみようと思う。
具体的にはプリアウトまでの回路をエフェクターとして作ってみる。更に本物はラインアウト、ヘッドフォンアンプを備えている。ラインアウト、ヘッドフォンアンプに関してはオプション扱い、別基板としてレイアウトを描いてくれた。
今回は、やたらと資料が多い(~_~;)。エフェクターに特化するならPreamp部だけを見てもらえば良い。サンズアンプGT2よりはやさしいと思うが...
回路図はGodiksenNet.comにあったのを使わせてもらった。Parts
Layout、Parts Number Layout、PCB
Layoutは素人工作員さんがいつもながら綺麗に作ってくれた。大変感謝である。このレイアウトを見なかったら、回路図だけではとても作る気にはなれなかった。
最初にParts Number
Layoutを見せてもらった時に、プリ部だけならユニバーサル基板でも出来そうな感じ...そんな気がしたので「ボクはユニバーサル基板で作ります」と宣言してしまったのだった(^_^;)。
幸いParts Number Layout、Parts
Layoutにはユニバーサル基盤用にもレイアウトを書いてくれている。
そんな訳で、松美庵がユニバーサル基板、素人工作員さんがプリント基板でほぼ同時に作る事になった!
さて具体的に作ろうとした時に気が付いた!いつもストックしているユニバーサル基板は26x18穴、Parts
Layoutでは28x18穴、しかもユニバーサル基板は4隅が4穴ずつ削られている(~_~;)。
いろいろ検討した結果、手直し程度じゃ収まらないと判断し、急遽ユニバーサル用のレイアウトを作った。「DIY Layout Creator」というソフトの勉強も兼ねてやってみたのだ。
素人工作員さんのレイアウトを元にさせていただいたので、比較的楽にできた。
結局、可変抵抗等外部へ行く線の配置をレイアウトの都合にしたので、大分スペースを節約できた。でも素人工作員さんのレイアウトに比べるとかなり汚い(^^ゞ。
Parts
LayoutPreamp (GIF)の方は単なる画像なので、裏側の配線等が見づらくなっている。diy
layout Downloadでソフトをダウンロードし、Parts
Layout Preamp (diy)のデータを見ていただいて、ステータス・バーの右「Reveal;OFF」のとこをクリックすると「Reveal;ON」になる。そのモードだとパーツが薄くなり、配線が浮かび上がるように見えてくる。
※Parts
Layout Preamp (diy)は拡張子「.diy」を付け、一旦ダウンロードしてからソフトに読み込ませてください。
また、0.22uFのコンデンサが大きく普通のフィルムでは大きすぎて収まらない。そこで積層メタライズド・フィルムを用意した。それでも結構大きいので、このレイアウトはそれなりにゆとりを持たせている。
ちょうどその時に素人工作員さんからメール。やはり同じことを考えていたようで、素人工作員さんはAVXのBOX型コンデンサを使ったらしい。これは松美庵もランドグラフで覚えたが、普通のフィルム・コンデンサよりも省スペースでコストもさほど変わらないことに気が付いていた。
お!もう基板が出来たのかぁ、アセる松美庵(*_*;
しかもなんか高級な感じがするぞ!
一方松美庵は今回有り合わせのパーツで作る予定にしていて、かなり見た目は悪くなる予定...
2006.11.05
<素人工作員さんの製作記> <松美庵の製作記>
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