たとえチビアンプでも、自分の持っているアンプの歪みが気に入って「この歪みだけ持ち歩きたいなぁ」と思ったことは無いだろうか?。
松美庵は常々そう思っている。やっぱソリッドなアンプでもナチュラルな歪みを持っているアンプって多いし、メーカーもエフェクターとは一味違った回路を使っていると思う。
そんな思いを実現したのが第一弾「Pxxk Drive」だ。こちらはStomper!!の管理人ケイズさんが回路図をメンバーにのみ公開してくれたもので、すごく参考になった。
そこで今回はFenderのアンプを自力で何とかしようと考えてる。クランチな歪みとしては、「Pxxk Drive」のようなマーシャル系より、Fender系の方が好みである。
幸い部品取り用に買ったStudio15というFenderアンプがあり、今回の餌食となった。
分解し部品取りした後に、とりあえず回路図を起こしてみた。本格的に一から起こすのは初めてだ。とにかく行き当たりばったりで、網の目の地図のように書き進む。ただひとつ、部品番号だけは一緒にメモしておいた。その方が続きを追うのに便利だからである。
基盤をひっくりかえしたり、戻したり、透かしたりして、やっと回路を取った。2時間以上掛かったと思う。全て取った訳ではなく、「ここまでが歪みかなぁ」って所まで。
この先は電源やアースの扱い、パワーアンプとの境目の扱いを徐々に勉強していきながらの製作となる。
とりあえず、回路を清書して眺めてみた感じでは、ガヴァナーに似ている。クリップも3ミリのLEDだし、ガヴァナーにPresenceコントロールを追加したような回路だ。
もちろん定数や細かい所は違うので、音のキャラは違うはず。
今後どういうことになるかはまだ考えてない。回路図に沿って新たに作ろうか、あるいはこのまま電源部分だけ省略&電池化するか、それだと大きいから基盤を切っちゃおうか!とかいろいろ考えは思い浮かぶ。とにかく、このアンプの歪みをギターバックのポケットに入れて、スタジオへ持っていくのが第一目的だ。
回路には全くの素人な松美庵がどこまで出来るか!!
続きはまた後日。
2005.05.20
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