全く電気知識が無い松美庵だが、無謀にも配線してしまった。とりあえず、パワーアンプICと思われるものに行く直前(昨日作った回路図の最後。)で切断し、そこをアウトプットにした。いつものように回路実験機のお世話になりながら、仮に接続してみる。
おぉ、音が出た!。おー!!、ちゃんとFenderの音になってる。やったー、この調子で行けば楽勝か!。
次に電源のことを考える。先ほどはAC電源のままテストしたが、やっぱ電池でも起動させるようにしたい。それで、電源関係の必要無さそうなパーツをどんどん外していく。面倒なので、必要ないとこを基盤を切った!。この基盤はプリ部とメイン部でちゃんと分かれているので、大幅に切っても大丈夫。
ノーマル状態だとオペアンプの8番と4番は単純に9Vとアースではない。その辺はチンプンカンプンなので、触れないことにして(^_^;)、とりあえず普通の4558を使っている回路のように、9Vとアースへ繋げる。
そして試奏。アレッ?、音が出ない。おや〜、??。テスターでオペアンプに9Vが行っているかチェック。その他アース等チェックしたが、間違えは見当たらない。
考えた挙句、回路を取る時から疑問だったのだが、普通のエフェクターって4.5Vを作って、4558の3番と5番に接続するよねぇ?、それがこの回路は無いのだ。
考えていても仕方ないので、4.5Vを作って接続してみることにした。ガヴァナーの回路をモデルにして、プリント基板の空いているとこを利用し、4.5Vを作ってみた。
←4.5Vは2箇所だが、基盤の関係上空中配線になった。
さて音出し。おぉ、鳴った!。何だか判らないが、電池だと4.5Vが必要みたいだ。
だが、先ほどのAC電源の時とちょっと音のニュアンスが違う。やや低音が無くなって、高音がジャキジャキ言うようになってきた。
歪みもちょっとキツ過ぎるので、いろいろ定数変更することにした。まず、ゲインの可変抵抗を元は500kAなのを10kAに変えた。数字上はかなり低いように感じるが、聴感上は3分の1程度の歪みになる。
次に高音が出過ぎるのを抑えるために、クリップLEDの隣りに0.01uFのセラコンを入れた。
以上の定数変更をするまでに、かなりの時間、試奏をしたのは言うまでも無い。
昨日取った回路図からの変更をまとめた回路図を載せておく。点線の部分がオリジナルと違うところ。
結局ここまでやったので、このまま基盤を使い、パネルも使うことにした。それで、パネルには隠れた穴が空いていて、丁度いろいろパーツを取り付けるのに重宝した。アウトプットジャックにバイパススイッチ、ACダプタージャックを取り付けたが、ドリルは使わずに組み込めた。
電池ホルダーもトランスの付いていたネジを利用したり、ボディアースも元のネジが利用できたので、比較的楽に配線できた。
2005.05.21
その後Modifyしたので、そちらを参考にして欲しい。
2005.05.29
更に電源部改良と定数変更をした電源昇圧化計画Part2
Fender Driveの改造も合わせて見ていただきたい。
2005.07.10
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