
急に欲しくなって作った
Vintage
Delay。
思ったより簡単に出来上がった。
考えてみれば、松美庵の若い頃にやっとMXRからデジタルディレイが発売された。その時から必要に迫られてアナログディレイを使っていたが、やはり音がコモる。デジタルが欲しかったのだが、その当時の金額で50万円以上していた。その頃デジタルは夢の夢、高嶺の花だった。
それが今では数千円の部品代で自作することが出来るなんて、本当に良い時代になった。
さて、レビューということだが、このディレイはデジタルにしてはコモっている(ーー;)。でも、温かみと言える範囲なコモりなので、気にしなくて良いだろう。
ディレイタイムは最低で40msぐらい、最高で500ms程度で可変幅は少ない。でも丁度実用範囲で収まっているような気がする。松美庵はほとんどがダブリングな使い方なのだが、ディレイタイムを最低にして、リピートを適度に上げる程度で丁度良い音が得られる。
ちょっとした改造、アウトプットレベルの調整も中々重宝しそうだ。ツマミの1/3程度の位置で、原音と同じ音量になる。しかし、判りやすいように、12時方向で同じ音量になるようにツマミの位置を変えた。
単純でコンパクトで実用範囲なディレイ、これは気に入った!これからはスタジオやライヴで使うようになるだろう。
2005.03.20
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