ギターに内蔵してあった基盤を単体のエフェクターとしてケースに入れた。
E.C
Mid Boosterとは?
Fenderのエリック・クラプトン・モデルに内蔵されているブースター。元々クラプトンモデルではバイパススイッチ等は無く、このブースターがONのまま。従って電池が無いと音も鳴らない仕様になっている。と言うことは、それだけ原音に忠実でリニアなブーストも可能である。
そのブースター部分の回路図を見つけたので作ってみた。当初はギターに内蔵していたが、このギターにはFatBoostを内蔵したくなったので、このMid
Boosterの基盤が余ったと言う訳。そこで単体のエフェクターとして利用出来るようにしたのだった。
基盤の作り方
回路図はZIPでまとめられていて、12ファイルもの画像で構成されている。その中にPCBレイアウトや実体配線図も入っているのでそちらを参照して欲しい。追記しておくが、このZIPにはポットが明記されていない。
Volumeは50KB、Mid Controlは250KBを使う。(いろいろな資料から探しました)
そして、松美庵は自分のギターに合わせて基盤を作ったので、PCBレイアウトは利用していない。ユニバーサル基盤で回路図から順々に配線しただけ。
その基盤の大きさでケースに収めるのに苦労した。左写真のようにジャックとフットスイッチを横一列にしたのだ!。このようにするには、ジャックの穴をちょっと広めに開けて、ジャックをより外側へ出すようにする。
右写真の「ココ」の部分。いわゆるネジよりも外周に合わせて穴あけすることがミソだ。IN/OUTジャックともにそのようにすると、合わせて3ミリぐらい開く、それでフットスイッチがあいだに入れるようになる。しかもフットスイッチは斜めにするとジャックに当たらない。ちゃんとプラグを差した状態でテストしたので大丈夫!
これだけで縦サイズが20ミリ得する。それでやっと基盤が収まった。でもこの手法はタカチのケースでは他でも使えるので、次回から検討のひとつに加えよう。
実体配線図通りに各配線して完了、一発で音出しOK。レビューへと続く。
2005.06.30
その後セッションで知り合った友人(うちのすぐご近所で、セッションの後いつも送ってもらう(^^ゞ)のホームページで自らのクラプトンモデルを分解解析した回路図やレイアウトを載せてくれた。
本物との定数の違い等、徹底的に解析されているので完璧だと思う。
2007.03.13
|