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BOSS CE-2 製作記「Modify」

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BOSS CE-2 製作記「Modify」

BOSS CE-2 製作記「Modify」

ノーマルCE-2本物と同じ音を確認したので、早速MODしてみた。基本的には「BOSS CE-2BをCE-2αに改造してみる!U」と同じ改造なのだが、今回使った基板に合わせて説明していこう。

レイアウト図を作成する時に素人工作員さんにお願いしたことがある。それは製作時は定数が書いてあるレイアウトが作りやすいが、MODする時は回路図と照らし合わせるので、部品番号の入ったレイアウト図が見やすいので、出来れば作って欲しいと。非常にわがままなお願いだったのだが、快く作ってくれた。お陰で楽々とMODすることが出来た。

では順を追って説明して行こう。この順番は上位のMODを前提としているものがあるので、順番を重視して読んでいただきたい。

 

MOD1
もうすでに行っているMODだが、「E.Level」を付けた。やり方はレイアウト図の右側に書いてある通りだ。またポットは出来れば250kのCカーブを用意していただきたい。松美庵は手持ちが無かったのでBカーブにしたのだが、やはり動きが不自然だ。真ん中より下はほとんど変わらず、MAXの直前で急にコーラス音が大きくなるような感じで使いにくい。

MOD2
R22を4.7kΩに変更。この抵抗は原音とエフェクト音の音量バランスを取っているもので、変更して「E.LEVEL」を最大にするとエフェクト音を原音よりも大きくすることが出来るようになる。それによってエグい音を作れるようになる。Tonepadの「The Vibrato MOD」と似たような考え方だ。当然だがMOD1が前提になる。

MOD3
C14を0.022μFに変更
。ここはCE-2BとCE-2の違いを決めるコンデンサ。CE-2は0.033uF、CE-2Bは0.012uFということで2Bの方が高音寄りに音域を制限しているということだ。
ノーマルのままでE.LEVELを上げると低音が鼻につく(-_-;)、ピッキングの音がコンプレッサー掛かっているみたいに聞こえる。これは嫌なので、中間の0.022uFで納得!

MOD4
C22を68pに変更。Tonepadの「CHORUS INTENSITY CAP SWITCH MOD」である。Tonepadでは元々の47pに更に47pを追加するようなことが書いてあるが、これはエグ過ぎ!Depthツマミで調整はできるものの、半分より上は到底使わない。なのでこれまた中間の68pにしたらしっくり来た。

MOD5
R31を無しにしてショート。
これはRATEスピードの最低値を確保する抵抗だ。直結するということは、全く揺れなくなる。ちょっとしたショートディレイみたいになるのだが、あまり効果は無い。むしろほんのちょっとRATEを上げたところがオイシイ!ほとんど揺れを感じないでコーラス効果が出ている。これもMOD1〜4全てが前提になる。揺れのスピードを落とす代わりに揺れ幅(MOD4)を大きくし、更にエフェクト音を若干大きめにする(MOD1〜3)ことによって独特な「揺れ」が生まれる

今回のMODはどちらかというとおとなしいCE-2をエグくするような感じだが、設定次第ではノーマルCE-2よりもサラっと爽やかになることも可能だ。特にMOD5は以前から試してみたかった。意外と面白い音が出たので成功と言えるだろう。

2006.05.02

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