バンドでやる曲でオートワウが必要になった。とりあえずはマルチのオートワウで対応できるが、もっと良質なワウが欲しくなってきた。有名で簡単そうなものとかいろいろと試してみたが、なんとなくしっくり来ない。どうしてもワウのカーブが角ばっていて、自然なカーブを描いてくれない。
Funky
Wahとは?
そんな時に「Stomper!!」さんの掲示板でちょっと話題になったワウが有り、サンプル音源もあった。音源を聞く限りでは、かなり滑らかなワウで、カッティング時なんかはペダルワウと間違えそうなほどの自然さだ。回路もシンプルなので、早速ブレッドボードで試してみた。おー、音源通りの滑らかなワウが再現できた!製作決定!
まず、元になった回路図からご紹介しよう。Circuit
Snippetsの「Phuncgnosis」という回路。ページに音源もリンクされているので聞いてみて欲しい。
この回路は外部入力も付いていて、SENSツマミがいろんな音源に対応できるようになっているみたいだ。回路実験機で試したところ、ギターに繋ぐと非常に操作し辛い、そしてシングルコイルだとゲインも足りない感じ。
なのでギターに特化した定数に変更し、回路図も書き直してみた。変更箇所は、ひとつだけある可変抵抗を25k-Cに、回路図中のR8を470kΩに変更した。R8はフィルターを制御する信号のゲインを若干上げる働き。可変抵抗は可変範囲を絞り込んで、より細かい設定が出来るように選んだ。かなりいろいろな数値やカーブを試してみたが、25K-Cが一番しっくり来た。Cカーブが入手できない場合はAカーブを逆さまに使うと良い。松美庵はギャレットオーディオさんで買った。
 回路図が出来たので、それを元に部品表も作成した。また部品レイアウト図も作ったので見ていただきたい。
縦17、横16穴のユニバーサル基板で製作できる。もうちょっと凝縮出来そうだが、ケースにもゆとりがあるので、これぐらいで良いだろう。
右写真が完成した基板。なんとなくスカスカですね(^^ゞ。
部品代も比較的安いし、製作も簡単なので、すぐに作れると思う。各パーツもごく普通の定数に直したので揃え易くなったはず。
では、組み込みに移りましょう。
2005.10.17
部品レイアウト図を更新しました。
2006.01.15
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