 早速基板の製作だ。今回から新兵器が登場!なにやらガンダムみたいな物だが、基板を挟んで浮かして固定できる。これでハンダ付けの作業効率が飛躍的に上がる。
とりあえず、今回もPCBレイアウト等は無いので、回路図の端から組み立てる。オペアンプが3個なので、レイアウトに苦労しそうだ。電源部分と入力から配線したら、早速オペアンプの電源を忘れてしまった。こんな早くからジャンパ線使うのは初めてだ。先が思いやられる。
オペアンプ1個あたりの部品数は少ないので、配線自体はどんどん進んでいく。
一気に完成したが、写真のようにジャンパ線だらけになってしまった。
 ここまで作ってサイズが見えてきたので、ケースを決定した。これはグヤトーンのイコライザだったもので、動かないジャンク品を格安で買った物だ。このシリーズは2個目だが、ポットの穴が予め開いてるし、電子スイッチだったところに穴を開けるだけで、フットスイッチも付けられる。もしこのシリーズが格安であったらゲットしておくと良い。イコライザーの基板にも艶あり4558DDが付いてたりして、かなりお得!
 右の写真のように、すでに電源関係とアースの配線は出来ている。
基板を組み込む前にフットスイッチの穴だけは開けておく。
そしていつものように基板以外の配線を予めやっておく。
そうそう、今回の改造箇所を説明しよう!回路図や部品表を書こうと思ったが、単純すぎなので割愛した。
まず、回路図のVR1、ようするにドライブツマミを1MΩBに代える。これは単順にゲインを上げる目的。
次にC6を0.0047μFと0.001μFで切り替えられるようにした。更にON-OFF-ONのスイッチの真ん中でコンデンサ無しのモードも作った。これは高音の切り替えだ。値を少なくすると高音が出るようになる。
今回の改造箇所は以上の2点である。
フットスイッチやLEDは省略した。スタジオ練習やライブで使いたくなったら付ける事にする。なので、配線はいたって単純。
基板を付ける前に、サイズを合わせて基板をカット。カッターで表側から切れ目を入れて、パチっと折る。切れ目をヤスリ掛けして完成。
とりあえず配線は終わった。
さて音出しだ。またしても音が出ない。必ず一発じゃ出ないんだよね〜。
 テスターを当てて調べる。まずは9Vとアース。アースはOK、9VもOKかなと思ったら、1個だけ来てない。しかも基盤の裏側までは9Vが来ているのに、オペアンプの表からだと来ていない。おかしい!
よ〜く見てみたらICソケットとオペアンプの間が開いていた。つまり完全に刺さっていなかったのである。なんとまぁ、単純なミスだこと。
OKになったので、いつものように裏蓋へサインして、今回は純正のセルロイド板が絶縁用に付いているので、挟んで蓋を閉めた。
ケースに穴が開いているのは良いのだが、中身が丸見えだ。ちょっと大きめなツマミを付けて完成!
まずまず、これも軽く作れる部類だと思う。
|