さて、基板の製作に取り掛かろう。
早速だが予定変更になった。ケース内でのレイアウトを考えていたら、一枚の基板でケースに収めるのは無理があることに気が付いたのだった。そこでTube
Driver部とPower Supply部(写真左上)で一枚、Fat
Boost部(写真左2番目)で一枚のように2分割した。
写真をみてお判りの通り、大きいコンデンサが入らなかった。ケースレイアウト的に高さは大丈夫なのだが、基板のスペースが無くてコンデンサを立てられず、仕方なく寝かしたのだった。基板レイアウトを考える時に余裕を持ったつもりだったが、想像以上にデカかった(~_~;)。
また、9Vドロッパーは長めに足を取っておいて、寝かせてある。これは更に下を向けるようにして、背中面をケースに接触できるように考えたのだった。あまりにも発熱が多ければ、ケースに穴を開けてネジ止めも出来る。
基板の製作に関しては、基板レイアウト通りに配線してもらえば難なく出来る。
改造
ここで話は前後するのだが、完成してからスタジオで試してみた。アンプはJC120。どうも、アンサンブルに埋もれてしまう。要するにヌケが悪いわけだ。
帰ってきてから、今まで使ってきてヌケの良いエフェクターと聞き比べてみた。すると中低音が足りないことに気が付いた。松美庵はTubeWorks製のエフェクターを他に2個持っているが、やはりいずれもこのように中低音が足りない。これがTubeWorksのセッティングなのだろうか?。
ということで、記事上ではいきなり改造ということにした。今回の回路は松美庵にとってはあまり馴染が無くて、どこをどういじって良いか判らない。しかも基板はすでにホットボンドで固めてあるし...。
いろいろと試行錯誤を繰り返し、何となく結論が出た。まず、低音の補強だが、Toneへ行く手前の0.01μFコンデンサの値を大きくすると低音が出ることに気が付いた。これを0.47μFに交換。
低音はドンと出るようになったが、高音が耳障りだ。そこでInputから一段目オペアンプの手前27pのコンデンサの値を大きくすると、高音が削れる。この部分はニッパーも入らないほど密集しているので、基板裏側からパラに付け加えることにした。お判りでしょうが、コンデンサは抵抗と違ってパラに配線すると値がプラスされる。ヒアリングの結果、150pを加えることにした。従って、27+150=177pとなる。新たに作るなら180p前後を用意すれば良いと思う。
では、組込みに移りましょう。
2005.08.23
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