2年半ぐらい前にtonepadさんやGeneral
Guitar Gadgetsさんに載っている普通のBlues
Breakerを作った。音はかなり良く気に入った。すぐに息子に取られ(^_^;)、現在に至るまで息子のメイン歪みとして活躍している。
特にバッキングでは完全に固定して良いとのことと、違う歪みと切り替えたいという要望が出てきたので、今回はループBOXも兼ねて製作してみた。(旧
製作記はこちら、FATな改造してます)
Blues Breaker
AV (Alternate Version)とは?
Marshall Guv'norの後継機種で1992年頃に歪み3兄弟?(Blues
Breaker、Drive Master、Shred
Master)として発売されたうちのひとつ。Blues
Breakerはその中でもオーバードライヴの位置付けのようだ。
すでに絶版となりプレミアが付いている初代Blues
Breakerだが、その中の初期か後期かわからないけど、別なバージョンが存在することが発覚した。
それはusiさんが自作し素朴な疑問から始まった。(エフェクターBBS No.6786からのスレッド)そしてusiさんがお手持ちの本物を比較検証してくれて存在が明らかになったのだった。(エフェクターBBS No.6901からのスレッド)
usiさんに感謝いたします。
パーツ点数としては、さほどの変更はないけど数値はかなり違っている。これは相当音に影響すると思われる。下記の回路図はusiさんが描いてくれたものであり、赤字の部分がAlternate
Versionとなる。回路図を見てお気付きでしょうが、すでにGeneral
Guitar Gadgetsの回路図には載っていたのだった。それまで全然気が付かなかった...
今回はゴリさん提供(感謝です<(_
_)>)のプリント基板で作ったので、そちらのレイアウトで製作。ただ訂正箇所が数点ある。
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ゲインポット用の取り出し口、2番と3番が入れ替わっている。松美庵はどちらにしても2番と3番をくっつけるMODをするので全く問題無し。(MODした方がゲインを下げたときのコモりが少ない)
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電源部分、100uFを追加。こちらはノイズ対策ですね。
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R7とR8をプラスして10kΩに省略。こちらもBBSで話し合った通りです。
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LEVELポットが100k-Aになってる。松美庵は100k-Bにした。完成後では10時から12時多用なのでBカーブが使いやすい。
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Toneポットが25k-Bになっている。松美庵はusiさんの検証通り20k-Bにした。こちらは音に影響するので、検証通りにしてみた。
パーツ集めだが、一般的なパーツでOK。松美庵はケースやスイッチを別な物をつかったけど、普通のパーツでリストにしておいた。そして、バンパーさんの記事によると旧マーシャルのエフェクターはセラミック・コンデンサーで作るのが良いようだ。
レイアウトはtonepadさんやGeneral
Guitar Gadgetsさんに載っているものでもOK、回路図の赤字部分だけ定数を変えれば良いだけである。
ということで製作に移りましょう。
2007.05.18
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