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Valve Caster 製作記「製作」

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Valve Caster 製作記「製作」

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さて今回は真空管の取付け方法を工夫してみた。写真の通りソケットを基板に直付けだ。
以前、興味本位で基板用のソケットを買っておいたのだった(^^ゞ。そして更に基板にポットを直付けして固定させようということ。真空管の交換はポットを外さなければならないが、この方法だとclethraさんが作ってくれた真空管ホルダより更にスペース効率が良くなる

ただこのソケット、ユニバーサル・ピッチに合ってないので、ピンを曲げたり広げたりして差し込まなければならない。

もっと簡単にしたければ、真空管を基板に直付けしても良い。たしかハンドメイド・プロジェクトに載っていたTubeDriveは直付けしていたという記憶がある。直付けの場合は基板の穴を真空管に合わせて1.5ミリぐらいの穴を開けてやる必要がある。

このケースレイアウトに合わせて基板レイアウトを作ってみた。ソフトがバージョンアップしていて、真空管ソケットやポットまでもがパーツに加わったので描くのが楽になった。

基板製作の注意点だが、真空管ソケットの9番ピンを予めカットしておくと良い。9番はヒーターのタップなので、ここでは必要ないし、変にGNDとかと接触してしまうとやっかいだ。
レイアウトだと狭く感じるが、ソケット回りは意外と広いので、このままで大きいコンデンサとかも組み込むことができるはず。あ、これはユニバーサル基板での話でプリント基板の方はきちんとサイズを測ってから作っていただきたい。

パーツの選別だが、結構パーツによって音に差が出た。抵抗はカーボンが良いと思う。松美庵は普通のカーボン抵抗1/4Wを使った。コンデンサは凝ればキリが無いが、C1とC4はセラミックを使ってみた。ギャレットさんの特価でビンテージっぽいのを以前に買ってあった。セラミックにしたらザラザラ感がアップした。
C3とC4は中低音を決定するのでオイルとか使っても良いかもしれない。肝になる真空管は12AU7でセッティングしたが、12AT7でも中々良い音がでた。AX7はゲインが全く足りない状態になり、完全にボツ。

一番のポイントとなる基板用真空管ソケットだが、ギャレット・オーディオさんを調べたら、同じ物は品切れで似たような物が200円で売っていた。「MT9ピン 品番:V920」

今回は基板用のソケットを使ったのでこうなったが、普通のソケット使用ならオール空中配線かラグ板でも製作可能だ。

穴あけもシビアなので心配したが、ちょっとの修正でピッタリ合った。松美庵にとっては基板にポットを直付けは滅多にやらないので緊張した(~_~;)。
それにしても考えてみたら、真空管の交換時はツマミを外し、ポットを外してやっと交換できるのだ。ま、一度決めてしまえば滅多には交換しないが、自作出来る人ならではのケースレイアウトということになる(^_^;)。

組み込み後、一発で鳴ったし手軽に真空管サウンドを得られるのでお勧め!

2007.02.03

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