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Valve Caster 製作記「試作」

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Valve Caster 製作記「試作」

Valve Caster 製作記「試作」

みなさんが真空管エフェクターを作ってだいぶ普及してきたように思うが、まだまだ真空管と聞いただけで敷居が高く感じる方も多いのではないだろうか。幸いclethraさんが作ってくれた真空管ホルダのおかげでグッと敷居が低くなった気がする。

そこで今回はお馴染みの9Vで、回路も単純に部品点数も極力少なくして、簡単に作れるブースターを設計した。

更に基板用の真空管ソケットを使い、特別な穴あけや、やっかいなネジ止め等いっさい無し、通常のエフェクター自作と同じレベルで真空管エフェクターが作れるということを念頭においてみた。

Valve Casterとは?
簡単に言っちゃうと「シングルコイル専用ブースター」(^^ゞ。作っているうち結果的にシングル専用になってしまったのだが、ハムバッキングPUにも対応しようとすると9Vじゃきついし、部品点数も多くなりそうなので、いっそのことシングルコイル専用ということにしてみた。

ハムだと生音が出せないのと、かなりブーミーな歪み方をしてしまうので、あまりお勧めできない。その代わりシングルコイルだとすごく良い部分をブーストしてくれるように設計した。市販品では有り得ない事だが、自作だからこそできることとして割り切った。

コンセプトとしては、半導体を使わずに真空管で増幅し真空管で歪ませる。そしてなるべくシンプルな回路。生音からほんのちょっと歪む程度のドライヴで、バッファとして、ブースターとして、単体のドライヴとしても使えるようにしたい。

以前からこのようなドライヴ&ブースターを作りたいと思っていて「Hot Valve」と称して発表したことがある。この時は試作しているうちに深みにハマり、結果的にボツになってしまった。

今回のきっかけは「サウンド&レコーディング・マガジン 2006年1月号」に載っていたTube Boosterだ。こちらはあの「土日で作るオリジナルエフェクター」の著者toyaさんが設計したもので、本来の真空管の基本から逸脱したとのことらしい。

確かに12V掛けなければいけないヒーター電源を敢えて6Vにしたりして、松美庵にとってはビックリだった。ということは「何もセオリー通りに設計しなくても良いのだ」と悟り(^^ゞ、楽な方向へ流れる松美庵としては、何の理論も勉強しないまま出音だけが頼りの設計が始まったのだった。

早速ブレッドボードで試作。すでに真空管ホルダには試作用にリード線がハンダ付けしてあり、ブレッドボードへ挿せるようになっている。

最初はTube Boosterを組んでみてそこからいろいろ発展させていった。ヒーター電源も9Vに変更し、その前提で設計を開始した。元々Tube Boosterは真空管の半分しか使ってないので、それを基本にもう一段追加するような形で作ってみた。

とりあえず回路図にしたので発表しておく。clethraさんの真空管ホルダ配布がひと段落したので、簡単な回路をお探しの方もいらっしゃるはず。

2007.02.02

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