こちらは松美庵が作ったわけでもないが、自作に入れた。
OD-855と言われても知らない人が多いと思うが、TS系の元祖らしい。その辺は製作記の方に詳しく書いておいたので、参照して欲しい。
コントロールは、左からDrive、Tone、Volumeだ。Driveは回路図ではCカーブ指定なので、Aカーブの逆配線で対処している。従って、左へ回すと歪が深くなる。
左下の方に2個のスライドスイッチがある。こちらは、クリップダイオードの切り替えと、ハイカットスイッチ。ノーマルではゲルマニウムダイオードだが、シリコンダイオードと切り替えられるようにした。シリコンの方がややふかい歪みで音量はアップする。
Driveだが、こちらはTSと違って、歪みを深くすると高音が強調されるタイプで、ちょうどディストーション+やDODの250と同じような仕組みだ。その為かノーマル状態ではかなりハイ寄りなセッティングだったので、ハイカットスイッチを付けた。
ハイカットスイッチのおかげでトーンコントロールが使いやすくなった。
音はTSを荒くしたような音。TSのような艶はあまり無いが、低音側のゴンって感じはTSと同じ。
歪みの深さもほどほどで、あまり歪まない。
結構気に入ったので、このシリーズの前身のOD-850も作ってみようと思う。
2005.05.05
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