Ibanez OD-855とは?
松美庵はこちらを譲り受けるまで、この機種の存在を知らなかった。こちらと同じくOD-850の基板も落札したのだが、2機種共知らなかった。サービスマニュアルの一部を添付してくれたのだが、写真から見るとキャラメルスイッチ当時なので、TS808と同時期か?
試しにネット検索してみた。結構ヒットする。ANALOGMANのサイトにIbanez
Tube Screamers Historyが有り、かなり詳しく出ていた。ページ翻訳して読んでみたところ、OD-850が最も古いTSファミリーで、その後OD-855へと続き、その後にTS-808となるのだが、一時期は中身がOD-855で外側がTS-808というような物も発売されていたようだ。
なるほど、要するにTSシリーズの元祖ですな。
全部でこちらの試作品と、OD-855、OD-850のプリント基板その他を落札したのだが、送られてきた物は、サービスマニュアルの一部に回路図、PCBレイアウトまで添付してくれて、いつでも自作可能な状態。出品者の素人工作員さんに感謝したい。
松美庵としては、ACアダプタージャックが無いのと、スイッチの穴が空いていることが気になるので、双方とも解決しよう!
まずスイッチは、手持ちのスイッチが合ったがネジ穴が合わない。仕方ないので瞬間接着剤とホットボンドで接着した。かなりガッチリ着いた。ACアダプタージャックは普通に穴開けして付けたが、完成してある物に穴を開けるのは結構気を使った。
そして2個のスイッチ。片方はクリップダイードの切り替え。もう片方はハイカットスイッチ。ダイオードは元々ゲルマを非対称に配線してあり、それとシリコンの対称を切り替えることにした。一応TS9にちなんで、シリコンは1S1588にした。
ハイカットは、ノーマル状態だとちょっとハイ寄りなので付けてみた。スイッチが余るのでと言うのが正直なとこ(^^ゞ。回路図を見たらたまたまダイオードの隣に小さなハイカットコンデンサが付いている。それに並列でON/OFFできるようにした。試奏の結果、0.033uFにした。
ここで出品者の素人工作員さんから連絡があり、資料を公開しても良いとのこと。左下の写真に写っている一枚一枚を拡大でUPしておく。慣れている人ならこれで自作できるだろう。
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