| iiotoshiteruzeさんのページを見て、管理人さんがかなり絶賛していたので、自分も作りたくなったMarshall
Blues Breaker。製作記事はこちら。
出来上がったBlues Breakerを試奏してまず気が付いたことは、すご〜く独特な音ということだ。高音はめちゃくちゃ出ているのに、どこか丸い感じ。低音も良く出ているし、ドライブいっぱいにしてアルペジオ弾いても、ちゃんと一音一音聞こえる。特に最近の若い人達のバッキングでは高音を強調するが、そんな時でも歪みが暴れないでコードがちゃんと聞こえる。バッキングにも良い感じだ。
ノーマルよりもちょっとだけ歪みをきつく設定しているので、ハムバッカーのついたギターだと歪みが多すぎるかもしれない。しかしハムバッカーでもかなり良い感じだ。こもらずに粘りのある音がする。
欠点はシングルPUだとノイズが多いこと。正確に言うとシングルのノイズの周波数帯が持ち上がっているってことだ。この辺にBlues Breakerの秘密があるのかもしれない。そしてその周波数帯が中々おいしい所なのかもしれない。ハムPUや、シングルでもハーフにしてハムキャンセルすればノイズは無くなるので、このエフェクター自体はローノイズである。
ちょっとした改造で増設したFatスイッチだが、入れると低音増強と共に、歪みも多くなる。低音がブリブリ言う感じで、これも独特な音だ。シングルPUでブルースやるには、Fatモードが良いかもしれない。
全体的に完成度の高い、独特なエフェクターだと思う。かなりお勧め！
2005.01.09
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ギター・エフェクターの自作改造 松美庵