MXR Phase 45 & 90 FETに関しての補足

FETに関しての問い合わせが多いのでこちらにまとめておく。

まずマッチングに関しては、専用のページを作ったのでそちらで確認していただきたい。

レイアウトに関してFETの向きが違っているとのご指摘も多く、また初心者さんは動作しないほとんどの原因がFETの向きと海外製、日本製が混同し違っていることだった。このページではその辺を中心にまとめてみようと思う。

まずPhase45に関して素人工作員さんのレイアウトは記事本文にも書いたが、日本製FETである2SK30専用である。

海外製のFETを使う場合はゲートが真ん中に来るように足を曲げて入れ替えればOK。

こちらはゲートが真ん中なので向きはどちらでも動作する。(Phaserの場合、ソースとドレインは入れ替わってもOK)

 

次に問題のPhase90に関して素人工作員さんのレイアウトは海外製2N5952用に描かれている。

同じ海外製でも2N5458は2N5952とゲートの位置が逆である。それを意識してかTONEPADのレイアウトは2N5952使用と書いてありながら2N5458の向きで描かれていて、判りやすいようにゲートの位置に「G」と記されている。

素人工作員さんも当初はそれを真似ていたが、間違えが多く報告されているので、2N5952用の向きに描き直してくれた。補足だが、2N5458を使う場合は向きを180度変えればOK。

以上が海外製FETを使う上での注意点だ、自分の使うFETのデータシートで見てゲートの位置を確認していただきたい。

次にPhase90を日本製FET、2SK30で動作させる方法について。上記海外製FETとは足の配置が違うので曲げるなりして配置を変えなければならない。

具体的には品番の印刷面から見て、左と真ん中を入れ替えれば海外製と同じになる。向きはレイアウトのままでOK。写真参照、(写真提供:powercodeさん)

レイアウトを書き直してくれた素人工作員さん、写真提供&実機検証してくれたpowercodeさんに感謝いたします。

2007.04.18