このCE-2は、セッションで良く一緒になる「☆野」氏所有の物である。
コーラスというエフェクターの中では一番人気があるのが、あの伝説のコーラスCE-1だ。かつてフュージョンが流行り始めた頃はコレしかなかったし、プロの方々も揃ってCE-1を使っていた。
そしてCE-1をそのままコンパクト化したと言われるのが、このCE-2だ。にわかに人気が出てきて最近では2万円以上する物もザラ。しかもこちらのCE-2は最初期の「銀ネジ」だ!おそらく3万円はかたく価値のある物だろう。
音の方はというと、比較するものが無く困った物なのだが、かつて25年以上前に松美庵がCE-1を所有していたことがある。その時の印象と比べるとアッサリしている。
エコーとコーラスがついたRE-501も所有したことがあり、どちらかと言うとそちらに付いていたコーラスに良く似ている。
そうは言ってもみなさんには判らないだろうから具体的に説明すると、両方のツマミをいっぱいにしても、グニャっとならずに爽やかなままだ。なのでエグい使い方は出来ない。
やはりBOSS特有の「ツマミがどの位置にあっても使える」仕様になっている。その辺は上手なチューニングだと思う。
とにかく全体的にサラっとした感じなのだけど、デジタルのような冷たさが無くどことなく暖かいような、主張の無い常に掛けっぱなしでもOKなぐらいさりげなく自然なコーラスだ。
せっかく価値のある物をお借りしたので、徹底解剖してみた。
2006.01.11
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