以前「電源昇圧化計画」として9Vから16〜18Vを作る回路を紹介した。その当時はMAX1044というチャージポンプICが1000円以上していたし、売っているショップも少なかったので、CD4049を使った昇圧方法をケイズさんが紹介してくれた。
その後、複数のショップでMAX1044を扱うようになり、値段も手ごろになってきたので、今回紹介することにした。
元になった回路はこちら。連結していけば何と33Vまで昇圧出来るらしい(~_~;)。
そこでレイアウトを描いてみた。下の図はパーツを薄くして裏側の配線を見やすくしたもの。両方見ていただき参考にして欲しい。
1044はTC1044もあり同じらしい、タッキーさんに売ってて300円だった。
MAX1044はギャレットさんに売ってて385円。
ダイオードは1N400xシリーズなら何でも良い。松美庵は1N4007を使った。
コンデンサの10uFは、念の為耐圧を25V以上にすること、10uF/25VでOK。
コスト的にはCD4049を使った昇圧の方が安いが、1044を使った昇圧は部品点数が少なく省スペース化できるのがメリットだ。
とにかく、歪み系エフェクターやブースター等を昇圧するとレンジが広がり、腰のある音になる。18Vのアダプターを用意するとか電池を2個使えば済む事なんだが、コンパクトに持ち歩きたいエフェクターには昇圧化するのがベストだ!
2006.11.07
注意:昇圧する場合は対称になるエフェクター、全てのコンデンサ、ICの耐圧を25V以上の物を使ってください。市販のエフェクターのほとんどは16Vのコンデンサを使っています。市販品を改造する場合は、ひとつひとつのコンデンサをチェックし交換してください。
注意2:MAX1044は耐圧10Vです。安定化していないDCアダプター等は無負荷状態で13V程度の物もあり、耐圧を超えてしまうので使用は避けてください。安定化した9Vアダプターあるいは9V乾電池を使用してください。
ちなみにTC1044Sは耐圧12Vですのでいくらか安心ですが、不安定なDCアダプターは使用厳禁です。
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