この手の物はあまり作らないことにしているのだが、次のライヴでどうしても必要になったので、ちょいと作ってみた。
まず目的としては、チューナーへ信号が行く時に無音にする。これは当然トゥルーバイパスで劣化無しにしたい!
チューナーOUTとは全く別回路でステレオ化BOXも組み込んだ。これはKORG
411fxというマルチエフェクターのOUTがステレオジャックになっており、ステレオ出力したい場合は別途にこのような物が必要になる。
↑この写真の上側がチューナーOUTで下側がステレオBOXだ。当初の考えではINPUTをひとつにしてチューナーOUTとステレオ化を同時にやろうと思ったのだが、スレテオ両チャンネルを無音にするのがやっかいなのと、ステレオBOXは滅多に使わないので、同じケースに入れても別回路にした。
また、チューナーとの切り替えをアンプ直前で行うとノイズが激しく、ボンッとかバチッとか言うので、チューナー切り替えはギター側にしたいという理由もある。
ではチューナーOUTから説明しよう。右側のジャックがIN、スイッチ、左のジャックがOUTで、一番右に黒い線が出ているのがチューナーへのOUT。線を直接出したのは、ジャックを減らしたかったことと、チューナーの為のBOXなので、なにもジャックにして汎用性を持たせる必要は無いと判断した。
チューナーOUT部の回路はDOD270
A-B BOXを真似した。回路ってほどのことでもないけど、接続されていない側のOUTを51Ωの抵抗でGNDに行くようスイッチングされている。51Ωが手元に無かったので、100Ωで代用した。
ステレオBOX部は単純にステレオからモノラル2本へと変換しただけだ。
これもケーブルを直接組み込んだ。これはハッキリ言ってステレオケーブルを用意するのが大変だからである。今回使ったケーブルはオーディオ用なので、音質が良いか悪いか判らない、でも2芯シールドではなく、両チャンネル独立でシールドされていて、そこそこに太さも持っているので、遜色は無いと思う。
すんなりと完成したわけだが、この手の物は有ると便利だが、ごちゃごちゃと荷物が増えるばかりである。ライヴが終わったら解体かな(^_^;)。
2006.01.20
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