こちらのギターは、横須賀のタカさん所有のギターである。
めずらしくクラシックギターをご紹介しよう。
THE WAYを聞きに来てくれる方に、横須賀のタカさんと言う方が居る。3月5日のライヴを見てくれて、刺激を受けたらしく(感激でございます(._.))、昔買ったギターを引っ張り出した。
それがなんと、ヤマハが誇る幻の名機「Grand Concert
GC-30A」なのだった。
その存在を松美庵が知り、取材させて欲しい旨を伝えたら快く受けて下さった。待ち合わせ場所は、いつも打ち上げで使わせてもらっている、矢沢なお店「A
DAY」。
2005.0409ようやく都合が着いたので取材させてもらった。タカさんは横須賀からわざわざギター持って来てくれたのだった。感謝です。
参考資料1
参考資料2
参考資料3
参考資料にあるように、調べてみたらすごいギターだということが判った。タカさんは1982年に定価の30万円で買ったらしいが、今となっては100万円ぐらいするらしい。
では、順に細部を見ていこう。ケースを開けた瞬間から何かオーラを感じる。見た途端、「見事だ」つぶやいてしまった。すでに22〜3年経っているのにもかかわらず、新品に近い状態での保存状態である。
ヘッドは独特な彫りが入っていて、YAMAHAのロゴは無い。YAMAHAの文字はサウンドホール内のシリアルプレートにのみ入っていて、製造年と作者のサインが入っている。完全な手作りということが、ここでもわかる。
ケースだけでも相当高そうな雰囲気。
少しだけ松美庵も弾かせてもらった。松美庵はほとんどエレキギターしか弾かないので、太い弦のギターは苦手である。しかし、このギターは抱えた瞬間に馴染んでしまう。
まず弦高が低い。なのにビビリは無い。エレキのようにネックにロッドが入っている訳ではないので、弦高の調整は製造段階だけで決まってしまう。
そして手の小さい松美庵にとってありがたいのは、ネックが薄いことだ。ガットギターは指板が平らで太いのが常識。そうなると小さい手では弾きづらい。このギターは確かに平らで太いのだが、ネック自体が薄いので、すぐ手に馴染んでしまう。
松美庵はガットギターに関しては、ほとんど無知だが、音の響きが良いことぐらいは判る。とてもこんな小さなボディから発せられるような音では無く、どことなく広がりを感じる音だ。
元からのギターの良さも素晴らしいが、その良さを23年間大事に保管してくれたタカさんも素晴らしいと思う。特に23年ものあいだ、あの弦高が保たれていたと思うと身震いしてしまう。
2005.04.25
|