1.回路図入手 |
 |
ブッ太い音の歪み系のエフェクターが欲しくて悩んでいた。
しかもリハスタでスタンダードなローランドJC-120で低音がゴンと出るエフェクターが欲しく何か良いものはないのだろうかと思っていると2段でクリップする回路があった。
2段でクリッピングするのはビッグマフもあるけどジージープープー系ではなくオ−バ−ドライブをブーストさせたような音が欲しいと思ってる時に
GM
ArtsさんのオーバードライブペダルJuly2003の回路図を見つけた。
これを不要な処をカットして作ることに決定。
|
2.ブレッドボードで仮組 |
 |
ブレッドボードってのは便利ですね。
イン、アウト、電源、アースはエフェクタータイプのを作って使ってます。
もちろんトゥルーバイバスでオンオフ出来ます。
ノーマルとエフェクトを切り替えて聴き比べで来ます。 |
3.ユニバーサル基盤で考える |
 |
実際TS系の回路に似てるので、それを元に基盤を考えた。
ジャンパーを使わないで考えたのじゃ。
オペアンプ、トランジスタ、クリッピングダイードは差し換えを考えソケットにしてます。
|
 |
配線はこうかな?
赤が9V、青が4.5V、アースが緑、
インは2.2Mの抵抗のあたり、アウトは50Aのポットの真ん中です。
部品面から見た配線です |
 |
裏から見た配線です
実際半田の付ける面です。
裏にすると訳が解らなくなるので書いておきます |
4.色々悩んで定数変更回路図 |
 |
C11の0.001コンデンサーは高い音のノイズをカットする為の物で、もっとブライトな音にしたい場合はカットですな。
これはディストーション+を参考にしました。 |
5.穴開けを考える |
 |
こんな感じで穴明けたらいいんじゃないかと・・イージーです |
6.デザインを考える |
|
塗装は面倒なのでシルバーラベルシールを使います。
DS-1もどきの時は水貼りして滲んだのですが、今回はそのまま貼る予定。
大きいのでシワにならないかが心配。
貼り方の作戦に案あり。
なんでこんなデザインにしたか?
ダブルクリッパ クリッパ・・・・カッパ・・・・
河童なんです。
それで深緑にして、この色が初期のMAXONのD&Sに似てるのでXONを取ってGORIXON。
無理矢理だな〜
|
7.穴開けにはステップドリル |
 |
便利な物見つけた。
その名もステップドリル
4〜12・の穴が一つのドリルの刃で〜〜〜
超便利。
最大3.5・厚までの鉄板に対応。
この会社のまわし者ではありましぇん。
1、500円位でした。
思わずロ〜ンブロゾ〜と言った貴方は私と同世代。 |
 |
ものの10分もかからず穴開け終了。
シルバーラベルに印刷したものを貼って、おおかたの部品を付けて外観が出来て来た。 |
8.半田付け |
 |
先にレイアウトを考えたので、実際の部品の大きさとの誤算がありコンデンサーの種類に悩んだ。
メタライズドフィルムだと物凄い小さい。
もっと半田付けを上手くなりたい・・・職人のように・・ |
9.組み込み |
 |
アウトジャックを反対(アースと信号)に接続してしまい音が出ない。
また同じミスをくり返した。
次回は気をつけよう。 |
10.完成 |
 |
音も出たし、ノイズの極めて少ない。
もう少し高音がでたら良いかな?
っと思ったけど、大きい音だすとキンキンするのが定説。
だからこのくらいでヨシとする。
サンプルサウンド
2MBあります。
ゲインはフル、トーンは11時方向、レベルは2時方向
ギターはイバニーズの33.000円の安い物
音質を重視するため、イコライザー処理はしてません。
低音が所々出過ぎてブリブリ鳴ってます。
へたれギターでゴメンなさい。
アンプはZOOMのFIRE-18Mと言うアンプでスピーカーの前にマイクが付いていてラインの出力とミックス出来きパソコンに入力するには便利なギターアンプです。
一応FDRのSTANDERDでクリーンなセッティングです。 |
松美庵より追加:メールにて感想をお寄せいただきました。
ゴリさんのコメント:あれから色んなアンプでテストしました。
おなじみの楽器屋さんでテストさせてもらったのです。
JC-120だと、やはり低音が出ないですね。
ツインリバ系のキンキンジャキジャキなアンプだと良い結果が出るみたいです。
チューブ系のマーシャルアンプだとアタック感が少ないです。
さすがに2段でコンプレッションするとダイナミックスが無くなりますわ〜
レイニーのトランジスタのスタックタイプは最低ですた(笑)
でもノイズは少なくて満足してます。
自作エフェクターは奥が深いですね。
2005.05.22
|