かなり気に入っているGuyatone HTD-1。中古の真空管を数種類買ったので、いろいろ試してみた。
12AX7A/ECC83
Made in China
元から付いていた管、音は気に入っているがゲイン10〜2時程度で高音の暴れ具合がチリチリジャラジャラ言うのが不満。とりあえず、これを基準に比べてみる。
12AX7A/ECC83 Made in Hungary
Guyatone FLIP200F
というアンプについていた管。ゲインが大分上がった。高音の暴れは無くなり、素直に歪む。音質は低音がややブーミー。音の立ち上がりがやや遅い。
12AT7 松下
中古管。ゲインがぐっと下がり、オーバードライヴみたいになった。若干ブーミーにはなったが、Made
in Hungaryのように音の立ち上がりは遅くなく、ピッキングニュアンスが素直に音に出る。ゲインの可変抵抗をAカーブにしたので最後に急にゲインが上がり、使いづらい。この管に決定したときは可変抵抗を元に戻すべき。高音も暴れず歪みも丁度良いので、ベストかも。
12BH7A 東芝
中古管。AT7より更にゲインが下がり、ツマミの最後でやっと歪む程度。これは合わないな。AXやATに比べると形がやや細長く、収めるのにギリギリだった。また一番熱を持っていた。
12AX7A 東芝(たぶん)
中古管。音質やゲインは元から付いていたMade in
Chinaに最も近い。高音の暴れも無い。とりあえずこれを付けて置くことにした。
総評
いやいや、真空管の交換だけでこんなに音が変わるとは思っていなかった!。オペアンプ交換の非ではないくらい管によって個性が出る。
しかも同じ12AX7A/ECC83でもかなり違うのは驚いた。
結局は元から付いていた管は、消耗していたのではないだろうか?。高音が変に暴れるのはあの管だけだったし...。
しかし1本1本結構なお値段するので、頻繁にはできない。今回は中古管でまとめて安く買えたので良かったのだが...。
良く使われている「12AX7A」は「電圧増幅用双三極管」と言うらしい。互換性のある管を調べて、秋葉原でもブラついてみようかと思う。
今回参考にさせていただいたホームページは、「オーキッド」さんのオーディオから入るとマニアックな話題満載です。ありがとうございます。
2005.07.15
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