その後、うちやんさんのホームページで紹介されているCE-2の記事を読んでいたら、クロックノイズがしているとのこと。

早速試してみたら確かに奥の方でかすかにクロックしている(~_~;)、電源を入れた状態でInputジャックを抜くとかなり目立って聞こえる。これは大変だ!何とか対策しなくては...今まで大音響で試してなかったから気が付かなかった。

手持ちでBOSS CE-2Bを持っているので試してみるが、ノイズは無い。どこか回路図と違うのかと思って良く見たけど回路図は合ってる。更に電源部分もオリジナルと違うので再現してみたが効果無し。電子スイッチ部分で対象になりそうなことも全て試してみた。何故?である。

更にいろいろと原因を調べる。最初はBBDあたりかと思って、コンデンサを追加してみたりしたが効果無し。試しにE.Levelを絞って原音だけにしてみてもクロックノイズは同じレベルで発生している。しかもRateツマミに素直に反応しているではないか!

ということでLFO周りに焦点を絞る。IC2の付近だ。何だかんだとやってみるが全く効果無し。
ふいにPhase45の回路図を眺めてみた。するとLFOからメイン回路へ行く途中に10uFのコンデンサがある。
CE-2と見比べてみたら、CE-2にはそのようなコンデンサは無い。試しに同じような場所へ付けてみた。おぉ、なんと効果アリ!ここまで到達するのに5〜6時間は掛かった(ーー;)。

対策がわかったのでいろんな値で試してみたがやっぱ10uFあたりが良いみたい。

具体的に言うと、IC2の7番とGNDの間に10uFを挟む。で、仕上げということで配線しやすいRATEツマミの3番とGNDの間に配線し完成だと思ったら、なんと効果無し(ーー;)。
やっぱICのそばでないとダメみたい。仕方ないので基板の配線面に直接コンデンサを付けた。はやい話がIC2の7番側に10uFのプラス、4番にマイナスを接続すればOK!

ふたを閉めて試奏してみたら、ほんのちょっとだけノイズが残ってしまった。ノイズを完全に消すには100uFぐらいのコンデンサが必要か?とりあえず手持ちで100uFの小さいコンデンサが無いので次回にするが、10uFでもよ〜く聞かないと判らない程度だ。ほとんどギターやアンプのサーノイズに打ち消されてしまうレベル。

あと弊害としては、Rateのスピードが遅くなった(^_^;)、松美庵はRateは真ん中あたりでしか使わないので問題ないが、Rateスピードを重視する人は、R32のオペアンプと反対側にコンデンサのプラスを付ければ解消する。しかし、ここだとノイズは取りきれない。その辺の兼ね合いとコンデンサの容量の兼ね合いで自分のセッティングを探すしかないだろう。

2007.02.12