冬休み特別企画!
Marshall Shred Master
製作記「レビュー」

ようやく完成したShred Master。改造しすぎて、どこから試してよいか判らないほどの音色バリエーションだ。

とりあえず各操作部の説明をしよう。
DRIVE GAIN
BASS CONTOUR TREBLE VOLUME
BASS con TREBLE cont
ROTARY SW 6 LED FOOT SW

上記表で判るだろうか?GAINツマミも改造後付けでノーマルよりもゲインを下げることも上げることも出来るようになっている。

差し当たってノーマル状態でのテストにしよう。

ロータリースイッチを一番左の1番、トグルスイッチは両方とも下側、ゲインツマミを1時方向にするとノーマルと同じ状態になる。

まずは全てのツマミを真ん中。う〜ん、ディストーションだー。最近のマーシャルアンプをフルにしたときのような、ちょっとこもった感じで、音がまとまっているような歪みだ。

あれ?、CONTOURツマミの配線間違えたかな?。右に回すとドンシャリで音量が下がり、左に回すと中音強調で音量が上がる。

ボリューム以外を全開にしたら意味がわかった!!すごい!これがShred Masterの音だーーという感じで、キメ細かい歪みなんだけど、重低音からシャキシャキした高音までフルに出ている。音が前へ前へ出る感じで、ものすごい音圧感だ。

やっぱ狙い通り、CONTOURツマミが独特だ。ちょうどパラメトリックイコライザーのようなもので、中音の山と谷をツマミひとつで絶妙に調整出来る。その割りにはBASSツマミがいまいち利きが悪い。TREBLEツマミは普通に利いてくれる。

ドライブを絞って行き、クランチにしてみる。やっぱコモる。TREBLEを最大にしてやっとだ。やはりShred Masterはドライブツマミ半分以上でないと本領は発揮しないようだ。ノーマル状態だと質の良いディストーションということだ!

次にゲインツマミを下げてクランチに持っていく。こもらずにゲインを下げられる。ここでゲインツマミがBカーブだと非常に使いにくいことが判明!これから作る人はAカーブが使いやすいと思う。松美庵も時期を見てAカーブに変更する予定。

TREBLE Controlを上側にする。スカっと抜ける。どちらにしてもゲインを下げ目で使うなら、TREBLE Controlで高音出さないとこもり気味。

クランチ程度の歪みも中々良い。ここでもCONTOURツマミが個性を出してくれる。

BASS Controlも試してみる。これも成功だ!程よくブースト&カットしてくれる。

今回最大の山場、ロータリースイッチを試してみる。6種類もあると試奏も飽きない(^_^;)。上の表のように勝手に名称を付けたが、3〜5はゲルマダイオードがからむモードで、中々深みのある歪みだ。特に5番はゲルマ8個も使っていて、キメの細かい甘い感じの歪みを作ってくれる。

これだけモードがあって、高音低音の切り替えあり、さらにノーマルのCONTOURツマミもあるので、大抵の音は作れる。試しにGuv'norやBluesBreaker、TS9、Distotion+等作ってみたが、どれも本物に引けを取らないクオリティだ。

構想から完成まで3ヶ月以上掛かった。苦労した甲斐あって大体予想通りの音作りが出来る。これからいろいろな組み合わせで、より個性的な他には無い音を作ってみようと思う。

2005.01.03

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